あの高い志はいずこへ

今日の会社で起こった出来事の話。

業務終了の定時30分ほど前だろうか、事務所の電話が鳴った。顧客からの依頼を受けた新人のA君。内容に不足があり、折り返しの電話を待つことになった。よくある話だと思うが、やはり定時までに折り返しの連絡はない。悪い意味で期待を裏切らないよね。

そこへ現れた上司のBさん。「どうした?大丈夫か?」

A君は、顧客から折り返しの電話連絡を待っている旨を伝えた。

すると、Bさん「もういいよ、時間切れだよ、帰っちゃいないよ。俺も帰るけど、ははは!」

私は思う。「あとは引き受けるから、先に上がっていいよではないのですね。」これは口にしていないが。

A君は責任を果たそうとしていただけ。自身の本日の仕事を全うしようとしていたのだ。そこへ、責任を感じさせないBさんの言葉。あってはならないことのような気がするなぁ。無気力が伝染してしまったらいやだなぁ。と、思うのは一般的なことかな?違うのかな?

今、A君はとても志が高い。だって新入社員だからね。いろんな事を吸収しようとする大事な時期かなと思うので、士気が下がるようなことは周りが口にしてはいけないよなと思う。

だからって、Bさんを非難すると言いたい訳ではない。Bさんだって新入社員の時代があったわけで、さぞ志が高かっただろう。だからこそ、会社より部署の長を任されているわけだからね。何があると人間変わってしまうのだろうなぁと考えてしまった。ちょっと寂しいですよね。高みを目指していたのに、いつの間にか現状に甘んじるようになってしまうというのは。

妥協を繰り返すことが現実なのかもしれない。でも、それを目撃した時に何を感じるのかは人それぞれです。目の前のことだけじゃなくていい、いつでも高みを目指す心は持ち続けたいですよね。

そういう私も、いつでも100点のパフォーマンスを発揮しているとは、とうてい言えないですけどね。

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