先日妻から聞いた話。
「今日、長男と初めて小学校に行ってきたよ。」と、話し出した。私にしては珍しく、この日は妻の話を、ちゃんと聞いていた。(ちゃんと聞いていない人って多いよね。いや、多いはず!)
健康診断と入学説明会があったとのことだ。これだけのことなら、いつものように「ふーん、そうなんだぁ。」と、聞き流してしまったかもしれない。
だがこの日は、「そのとき、泣きそうになっちゃった。」と、言うのだ。いやいや、ちょっと待って!落ち着こう。「入学説明会で泣くとは、何があったの?全く想像ができないよ。」と、私が返す。これには同意してもらえるかな?
すると妻は、“子育ての時間は短いから、今を大切に過ごしてください。”という、ありがたい話を聞いてきたそうだ。
内容を箇条書きしよう。
話し手には娘さんがいること。
18歳で、大学生になると親元を離れたこと。
県外で就職して、今後も一緒に暮らす計画はないこと。
では、18歳以前はどうだろう。
中学生、高校生の頃は思春期のため、あまり口数が減ること。
だから、小学生のころまでかなと思うとだろうけど、高学年になると親離れが始まること。
締めの一言で涙が止まらなくなったとのこと。それは、、、
「だから、皆さんの子育ては半分終わっていますよ。自覚されていますか?」みたいな話だったらしい。
これは、妻から聞いた話なので脚色されているかもしれない。そして、例外なく当てはまる話というわけでもない。
しかし、なんとなく納得できてしまう。この話をしているとき、妻は寂しそうな顔をしていた。きっと、感じるところがあったのだろう。
現在、長男は6歳。小学5年生になるまで、まる4年と少し。先ほどの理論でいえば、すでに半分を超えている。
ここまでの子育ては、本当に一瞬だったきがする。子育てに悔いは残したくない。最大限の愛情表現をしたい。子供たちの思いを残らず汲み取って、言葉を聞き漏らさず、心に焼き付けたい。
家族との時間を何よりも大切したいと、改めて考えさせられた。そんな夜だった。
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